篠山盆地東端に位置する福住は、宿場町と農村集落が連続する、全国的にも特異な町並みと文化がある地区です。
その成り立ちから、昔の人々は農業を中心にしながらも宿屋や商業等を兼業するといった、柔軟で多様な働き方をしてきました。そのような歴史的背景もあり、現在でも創造的な職人が集まってきています。
歴史ある町並みと文化に抱かれながら暮らし、様々な商売をする。そんなクリエイティブな暮らし方ができる、唯一無二の「日本の創造的職人町」を目指しています。
古民家を改装したイタリア料理レストランやゲストハウス、日本酒バー、ガラス工房など、移住者によるクラフト的な新規事業が開業しています。彼らを巻き込んだ体験型コンテンツの構築を進めています。
古いイメージで止まりがちな「宿場町」という言葉ですが、農業をしつつ、職人的な生業を営むというような商農兼業でクリエイティブな働き方ができる、新しい「宿場町」への価値転換を実現しています。
篠山市内でも城下町とは異なり、比較的知名度が低い地区での観光まちづくりとなりました。地域に点在する魅力を拾い上げて、繋ぎ合わせることで、観光を生業とできることを明らかにしました。
NIPPONIA福住宿場町
福住にある地域を代表する建物を宿泊施設としました。ご予約も上記webサイトから行っていただけます。
GreenCrossRoad
福住で展開しているサイクリングツアーです。約2時間半に渡って宿場町と農村地域を楽しんでいただけます。
TANBASASAYAMA.COM
福住での出来事や観光施設を写真ベースでまとめているwebサイトです。英語でも記事が書かれているため、外国人の方も読んでいただくことができます。
旅路のブルワリー
福住にて醸造工場を持ち、ビールの製造を行っているブルワリーです。
推定19世紀頃の建造で、かつて衆議院議員を努めた地域の中心人物である方がお住まいでした。納屋・作業場・蔵・牛小屋などだった部屋を改修し、全7室の宿泊施設としました。