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丸山集落 - 兵庫県丹波篠山市

NIPPONIAの原点 丸山集落

NIPPONIAの活動の原点となった集落です。

集落の皆さんとともに取り組んだきたこれまでの時間は、私たちにとって何物にも代えがたい、貴重な経験です。
コミュニティベース、伴走支援、空き家流動化、古民家再生、エリアマネジメント…。私たちは私たちの理念や事業手法の多くを、集落で暮らす皆さんとの交流とその共同事業から学びました。そうして学んだことが、今のNIPPONIAに繋がっています。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

集落は家族

村づくりワークショップの冒頭に出てきたキーワードです。集落の皆さんは当たり前にそのような心持ちで暮らしているのです。集落が家族なら、NOTEは親戚になりたいと考えたのでした。

限界集落の再生

12戸のうち7戸が空き家であった集落ですが、2009年時点で4戸を活用、残りの3戸も活用計画中です。人口が増え、20年ぶりに集落に小学生が加わりました。耕作放棄地も全て解消。里山の再生も始まっています。

日本遺産

遺産は過去のものではありません。先人の残した資産に、今を生きる私たちが知恵を重ねて未来に継承する、その運動が遺産を創るのだと思います。集落丸山は、2015年に日本遺産となりました。

 

本地域に関連する施設などのご紹介

 

集落丸山
集落丸山にある古民家を宿泊施設としました。ご予約も上記webサイトから行っていただけます。

ひわの蔵
集落内にあるフランス料理レストランです。宿泊棟の隣の物件で営んでおられます。
集落丸山への宿泊の方はもちろん、宿泊されない方もご利用いただけます。
お越しの際にはご予約をお願い致します。

NIPPONIAが実現したこと

  • 村人との交流、村人の「想い」の抽出
  • 村人との連携によるビジネスモデルの構築
  • 村人によるNPOの設立、これにNOTEを加えたLLPの設立
  • 第1期10年間の伴走支援
  • 集落再生モデルとしての理論化

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

明かり

集落にお住いのSさんが所有する空き家です。山の斜面を少し上がったところにあるので眺めが良く、築160年、江戸末期の建築です。集落の皆さんが空き家に明かりが灯ったことを喜ばれたので、施設名を「明かり」としました。
土間には薪ストーブがあり、冬はその周りに集まってお寛ぎいただけます。

ほの穂

近隣にお住まいのSさんが所有する空き家です。五右衛門風呂が残っていたので、そのまま使えるようにしました。明かりと同じく、築160年、江戸末期の建築です。「明かり」から炎を連想して、施設名を「ほの穂」としました。

このエリアの関係者より

“丸山は何もない小さな村です。でも春にはフキノトウが芽を出し、夏にはひぐらしが鳴いて、山里にゆったりと時間が流れてゆく、そんな田舎の生活があります。訪れてくださった方に、ふるさとに帰ってきた‥‥と思っていただけるような、そんな宿でありたいと願っています。”

佐古田恭子さん

集落丸山 運営スタッフ
丸山・兵庫県丹波篠山市

“「集落丸山」は、2009年、著しい過疎化の進展に危機感を抱き、「集落活性化プロジェクト」をスタートさせました。増大する空き家や空き農地といった「負の遺産」の価値を再評価・再発見し、これらを集落の文化や暮らしとともに「地域資産」として再生し、活用しようとするものです。 空き家を体験型宿泊施設として整備し、里山/河川/農地をフィールドとして、日本人の心の原点というべき「集落の暮らし」を体験する空間を提供しています。”

佐古田直實さん

NPO法人集落丸山 代表
丸山・兵庫県丹波篠山市