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竹田 - 兵庫県朝来市

雲海に抱かれるまちを楽しむ 竹田城下町

「天空の城」竹田城、その麓の城下町にあって荒廃していた酒蔵を、客室4室のホテル、レストラン、チャレンジショップなどの収益施設と市民広場などのパブリックスペースとして再生したのは、2013年の秋のことでした。その「旧木村酒造場EN」は、私たちが「活用提案型指定監理方式」と呼んでいる官民連携事業で整備し、運営を行っています。その後、順次、近隣の町家5件を再生して、「竹田城城下町ホテル EN」として客室は13室まで増えています。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

新しい官民連携モデルの開発

朝来市が、空き家となって崩れかけた酒蔵を買い取って、建物改修は「官」が負担、指定管理料はゼロ円とする事業コンペを実施しました。先進的で勇気ある決断であったと思います。私たちは、事業スキーム構築のサウンディングに協力し、コンペにも参加しました。

持続可能な観光のかたち

当時、雲海に浮かぶ竹田城がメディアにも度々取り上げられ、登城する観光客が毎年倍増する勢いでした。ただ、城下町は素通りしてしまうので、歴史的町並みを活かした分散型ホテルを計画しました。現在では、過剰な竹田城人気は沈静化していますが、城下町ホテルへの来訪者は着実に増えています。

ホテル運営事業者との出会い

大阪に本社を置くバリューマネジメント株式会社がホテルの運営を担っています。同社代表と弊社代表が偶然あるお店で隣り合わせになったことが縁でした。同社とは、篠山城下町などでも協業していくことになりました。

本地域に関連する施設などのご紹介

竹田城城下町ホテルEN
竹田城下町にある古民家を宿泊施設としました。ご予約も上記webサイトから行っていただけます。

NIPPONIAが実現したこと

  • 竹田城を支えてきた竹田区の方々との連携
  • 朝来市の知恵と勇気がもたらした先進的なPPPの実現
  • パブリックスペースを含めた事業提案
  • 分散型ホテルへの事業展開

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

竹田城城下町ホテルEN 旧木村酒造場

300年の歴史を持ち、城下町のシンボルであった酒蔵が荒廃していました。ここを、苑や宴で縁を結び、地域に円を作る縁側のような場所にしたいと考え、コンペ案を作成しました。無事に選定された後は、朝来市と協力してつくり上げ、バリューマネジメント株式会社と連携して運営をしています。

竹田城城下町ホテルEN 楠

竹田生まれで現在は大阪在住のTさんからお預かりしている明治期の町家です。Tさん一家はお墓詣りに帰られて年に数日滞在されます。その時にワンちゃんを連れて来られることを希望されたので、ペット同伴可の一棟貸しの宿としました。広いので多人数で滞在できます。

竹田城城下町ホテルEN 藤

近隣の建具屋さんが所有されていた長く続く土間が印象的で建物です。私たちが受け継いだ時には表がアルミサッシだったが、2階の奥に眠っていた趣のある格子をはめているため、建造当初の状態に戻りました。

竹田城城下町ホテルEN 桂

ご家族でお住まいでしたが転居後、1棟貸しの宿に改修しました。現地の大工さんの粋な対応で竹田城が見える窓は、途中まですりガラスにしてあり、まるで雲海が広がっているようにも見えます。

竹田城城下町ホテルEN 桜

戦時中、疎開してやってこられたという所有者から受け継いだ物件です。20年以上空き家だったが、幼少期の記憶があり思い入れが強かったので、手入れをよくしていただいていました。そのため建物の状態が良く、活用につなげることができました。

竹田城城下町ホテルEN 樫

川をまたいで家が建っているため、部屋の中に川が流れているという特殊な体験ができます。2階には1段上がった小さな部屋があったりと、当時の所有者や建てられた大工さんの遊び心を感じられる建物です。