塩業で栄えた往時の美しい町並みを残す、塩の町竹原。
その美しい町並みから国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定された「たけはら町並み保存地区」内にある歴史的建造物3軒を宿泊施設の客室10室+レストランに改修し、「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」として蘇りました。
建物がもつ美しさと歴史を大切にし、名産の竹を使用し、白で塩や酒造りの麹を、碧で豊かな瀬戸内の海を表現するなど、竹原の風土を感じられる空間を作り上げています。
JR西日本では2018年度より、瀬戸内エリアにおいて、地元行政や地元事業者等と一体となって新たな魅力を生み出すことを目指す「せとうちパレットプロジェクト」を進めています。そのプロジェクトの中の一つとして、行政や地域住民などと連携して魅力的な施設の開発や、ソフトコンテンツ(体験メニュー)の造成に取り組んでいます。地域で課題に上がりがちな二次交通問題の解消に向けた実証実験などを具体的に進めています。
株式会社 いいね竹原
竹原の町並みを後世に受け継ぐための保存活動と町並み景観・歴史・文化等の資源を活用し地域の活性化を図ることを目的として活動されています。
NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町
製塩業で栄えた竹原の、重要伝統的建造物群保存地区内に位置する3棟分散型のホテルです。ご予約も上記webサイトから行っていただけます。
もとは、江戸期に創業し、昭和50年頃まで料亭として営業していた「旧水儀本店」。結婚式なども行われたハレの場が、ホテルのフロントとダイニングとして蘇りました。
「旧芸備銀行(現広島銀行)」として明治期に建てられたあと、「旧水儀旅館」として営業していたMOSO棟。銀行と旅館、2つの面影を残すユニークな建物です。
明治期印は造り酒屋として、大正から昭和にかけてはビリヤード場などの娯楽施設として竹原の賑わいを支えてきた「旧水出邸」。向かいには、市の重要文化財「松阪邸」もある昔ながらの町並みが残るエリアに位置しています。