丹波篠山の城下町にグルメバーガー&セレクトショップ「OFF the record」がオープンします!

城下町の中でもメインストリートにあたる二階町青山通り。休日になれば多くの人でにぎわうこの通り沿いに、2021年4月5日、グルメバーガー&セレクトショップ「OFF the record(オフ ザ レコード)」がオープンします。

店舗となるのはかつて和菓子屋さんだった築100年を超す古民家。神社の参道に隣接するこの店舗は長いこと空き家になっていましたが、十数年ぶりにお客様を迎える場所として再始動します。

お店の外観。元々は老舗の和菓子屋さんでした。

店内の様子。当時の雰囲気を残しながら改修しました。

「OFF the record」は丹波市の市島製パン研究所が監修するグルメバーガーを楽しむバーガーショップ兼、全国のクラフト雑貨を販売するセレクトショップとなります。
そんなお店に立つのは篠山出身の槇原さんと福島から東京を経て篠山にやってきた柳沼さん。若いお2人にどんなお店ができるのかを聞いてみました。

左から槇原さんと柳沼さん。「OFF the record」を作り上げていく2人です。

◆最初はハンバーガーショップをやるつもりはなかった

店舗のマネージャーを務める槇原 侑希(まきはら ゆうき)さん。
一度は東京に出た槇原さんでしたが、城下町から少し離れたところで両親が運営するお好み焼き店を継ぐつもりで篠山に帰ってきました。それが気付けばハンバーガーショップのマネージャーに。いったい何があったのでしょう?

「最初は城下町でハンバーガーショップをやる人を探しているという話を聞いたんです。ハンバーガーの監修は市島製パン研究所が担当して、お店の場所もある。あとは人だけ、という状況で、出店に興味がある若い人を探していたそうです」

その話を槇原さんに教えたのは「OFF the record」のサブマネージャーを務める柳沼 樹希(やぎぬま いつき)さん。槇原さんとは東京で出会い、「自分のお店を持ちたい」という共通の想いを持っていることが分かって意気投合。お店を出す夢を叶えるために槇原さんと一緒に丹波篠山へやってきました。

「始めに柳沼さんからその話を聞いた時はやるつもりはなかったんです。だけど、一度市島製パン研究所に行ってそこでハンバーガーを食べて、その美味しさにすごく感動したんです。オーナーである三澤さんからもハンバーガーの面白さを聞いて、自分も同じようにハンバーガーを作りたい、と思ってしまって」

三澤さんとお2人。三澤さんからはバーガーのレシピ以外にもお店作りで大事なアドバイスをたくさんいただいているのだそう。素敵な師弟関係です。

当初、実家を継ぐつもりだった槇原さんは自分が新しく飲食業を始めることを考えていなかったそうです。けれど、市島製パン研究所のハンバーガーとの衝撃的な出会いにより考えに変化が生じ、柳沼さんと一緒にハンバーガーショップを始めてみることにしたのです。

メニューはこちら。好きなトッピングで自分だけのバーガーを作ることも!

バーガーイメージ。ボリューム満点です。今すぐかぶりつきたい。お勧めはベーコンチーズバーガーとのこと。

◆作りたいのは人が喜んでくれる場所

槇原さんと柳沼さんの根底にあるのは「人が喜んでくれる場所を作りたい」という想い。自分たちのお店で過ごす時間やお店で生まれたコミュニケーションを通して訪れた人に喜んでもらいたい、という気持ちが「OFF the record」には詰まっています。

「観光客の方ももちろん、地元の方にもたくさん来てもらいたい」と話す柳沼さんは、店舗の中でセレクトショップ担当でもあります。

東京ではアパレル、眼鏡、香水など色々な店舗で働いてきた経歴を持つ柳沼さんは、そこでの仕事を通じて「五感で感じたものを言葉で伝える」ことの難しさ、面白さを学んだと言います。例えば香水の香り。見えないし触れない香りの魅力をどう伝えればお客様に届くのか。その試行錯誤は「OFF the record」でも同じことだと柳沼さんは考えています。

「言葉にするのが少し難しい“感じる”という部分で、私たちだからこそ伝えられるものをこのお店で表現していきたいと思ってるんです。オープンして完成、ではなくて変化し続けながらそれを目指していきたい」

「OFF the record」では柳沼さんがこれまで知り合った作家さんの作品を中心に、柳沼さんが素敵だと感じたものを直接作家さんから取り寄せて販売します。その他、槇原さんと柳沼さんは店舗オリジナルの商品開発も進めており、オープン時には早速Tシャツや缶バッジなど「OFF the record」でしか手に入らない商品が店頭に並びます。

特徴的な雑貨が並びます。お気に入りを見つけてみて。

◆とっておきの秘密で繋がりあう

お店の名前「OFF the record」は「記録に留めない、非公式の」という意味を持ちます。その名前にしたのはなぜなのか、柳沼さんが教えてくれました。

「例えば友達同士だけで伝わるないしょの言葉があると、それだけですごく特別な繋がりを感じたりしますよね。このお店も、お客さんの間でそういうとっておきの秘密の場所にしたくて」

目立つ立地にあるけれど秘密のお店。一見矛盾する感覚を楽しむ遊び心のあるネーミングです。大声で宣伝するのではなく、楽しい秘密を友達と分かち合うようにお店を広めていきたい、というのが槇原さんと柳沼さんの考え。「このお店は私たちだけでなくお客様にも一緒にかわいがってもらいたいんです」と柳沼さんは楽しそうに教えてくれました。

どこかアメリカンな雰囲気と古民家の空気が融合してワクワクする空間になっています。

また、2人はこのお店を“繋げていく”場所にもしていきたいと考えています。
例えば、生産者さんとお客さん。東北や関東の作家さんと篠山に暮らす人。篠山の若者たちと「OFF the record」で触れる外の世界。人と人に留まらず、「OFF the record」という場所をきっけかにして新しい繋がりができ、そこからまた更に新しい何かが始まる。

「若者目線で地域貢献をしたいと思っているんです。まちづくりという言葉にすると少し大げさなんですけど、自分たちの目線で地域を面白い場所にしていきたい。このお店ではそういうチャレンジもしたいんです」

「OFF the record」に来て2人の姿を見た地元の高校生や20代の若者たちが、お店をきっかけに知らない世界に興味を持つようになるかもしれません。地域の外に出ていた若者たちも同じようなお店を地元でやりたいと思ってくれるかもしれません。

2人が作るお店だからこそできる挑戦があり、次のきっかけを作ることができる。

まずは一度、是非遊びに来てください。お待ちしています。

 

≪店舗情報≫

名称 OFF the record(オフ ザ レコード)
業種 飲食店、雑貨店
Instagram @_.offtherecord (別タブで開きます)
住所 兵庫県丹波篠山市二階町 18-1 ※道路に面している部分です。
TEL 050-8881-5180
営業時間 10:00~15:00 (L.O. 14:30)
定休日 水曜日、木曜日
アクセス JR「篠山口駅」下車
駅から神姫バス「篠山営業所行」に乗り「春日神社前」バス停からすぐ
予算目安 【モーニング】
モーニングセット(トースト、サラダ、ドリンク)500 円
※現在はご提供を停止しております。

【ランチ】
バーガー(単品) 800 円~1,500 円
ポテト、ドリンク付きのセットあり
各種トッピング +50円~

※金額は全て税抜きです。
※トッピングに応じて予算は変動します。

備考 ※店内でのご飲食も可能です。
※駐車場はございません。お近くの市営駐車場をご利用ください。

小栗 瑞紀

生まれも育ちも神奈川県横浜市。就職を機に篠山へ移住し、人生初の田舎暮らしを満喫中。株式会社NOTEに勤務。古民家が好き。