福島県の西の端、新潟県の県境に近い西会津町奥川郷にある楢山集落は、約360年前に高陽山の麓を開拓して生まれた、たった2軒の集落です。
以後、開拓者の子孫が代々ずっとこの集落を守り続けてきました。
現在、集落を受け継いだ19代目が、雄大な自然と共に営み続けてきたこの集落の暮らしを通して、現代社会が忘れかけている大切な考え方や心の在り方を伝えるために始めたのが「Narayama ‘Planetary’ Village」プロジェクトです。
「NIPPONIA 楢山集落」はそのプロジェクトの一環として、”暮らすように集落に泊まれる宿”として誕生しました。
楢山のNIPPONIA事業は、集落の19代目が代表を務める一般社団法人BOOTが運営を担っています。
BOOTは、楢山集落での滞在を通して、自然と人との共生について考えるきっかけとなる仕組みを、滞在の中に散りばめています。
例えば、お風呂のお湯は、集落の裏山で間伐・択伐した木々などを熱源にした薪ボイラーで沸かすシステムが導入されており、多くの方が滞在するほど、森林に手が入り、集落の生態系を回復できるような仕掛けとなっています。
※一般社団法人BOOTについて詳しく知りたい方は下記URLをご参照ください。
https://www.boot-diversity.com/
NIPPONIA 楢山集落
施設の詳細は上記webサイトからご覧いただけます。ご予約も同サイトより行えます。※外部の予約サイトに移動します。
楢山集落では、周囲に目立った観光地はありません。その代わりに、自然や歴史、集落に伝わる民話などをお伝えしながらスタッフが集落内を案内してくれます。
里山、棚田、空、雲海、周囲の自然に対して五感を解放し、伸び伸びとお過ごしください。
築300年以上と言われる母屋のフロント棟と、それに隣接する蔵と納屋を改修して3室の宿泊施設としました。
納屋のお部屋は2階に浴室があり、移り変わる空の色、山の表情と共にゆったりと入浴できます。
お部屋にキッチン設備が付いているので、自炊も可能です。
ただそこにある自分だけの時間と空間に、心行くまで浸ることができます。