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美山鶴ヶ岡 山の郷 - 京都府南丹市

山の恵みと共に暮らす 美山鶴ヶ岡

京の都と若狭を繋ぐ、西の鯖街道に位置する美山地区は、山に囲まれ、山の資源と共に暮らしを築いてきた地域です。
美山地区にある「かやぶきの里」は、そのエリア内に今でもかやぶきの民家が38軒残っており、その景観は国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。美山地区には、保存されているエリア以外にも、かやぶきの民家が多く残っているのが大きな特徴です。

かやぶき屋根は、材料となる茅を育てる茅場の維持管理や葺き替え作業を行うために、コミュニティ内の協力が必要不可欠であったため、美山では、昔から地域の中で助け合いながら暮らしを営んできました。
現在でもその繋がりは維持されており、日々の生活の中でも人の温かさを感じることができます。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

地域コミュニティに溶け込む仕掛けづくり

美山のNIPPONIAでは、地域の工務店、振興会とまちづくり開発会社を設立しています。
宿泊施設のチェックインは施設の一角ではなく、普段から地元住民が利用し、地域コミュニティの場にもなっている「むらのえき」で行います。
その他、滞在中に体験できる鶴ヶ岡地区ならではのアクティビティも準備しています。

集落規模での分散型ホテル

沖縄・やんばるの「南溟森室withNIPPONIA」と同じく、美山でも集落をまたがった分散型の宿泊施設となっています。同じ鶴ヶ岡地区内の集落ですが、それぞれに少しずつ表情が異なるのも滞在中の楽しみ方の一つです。

本地域に関連する施設などのご紹介

NIPPONIA 美山鶴ヶ岡 山の郷
施設の詳細は上記webサイトからご覧いただけます。ご予約も同サイトより行えます。
美山鶴ヶ岡地区内に残る3棟の伝統的な古民家を、1棟貸しの宿として再生しました。それぞれ異なる集落に分散しており、集落の特徴にちなんだ名前が付けられています。
夕食は地域内の飲食店と連携して提供します。

NIPPONIAが実現したこと

  • 地域運営
  • 集落分散型ホテル
  • 地域飲食店との連携

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

蛍火(HOTARUBI)棟

蛍が飛び交う川を眼下に見下ろす「蛍火棟」は、鶴ヶ岡地区の中でも大きなかやぶきの古民家です。
母屋と蔵にある客室は、3室に分けることも、1棟貸切にすることもできます。建具や床の間、壁の色に、建築当時のこだわりが感じられます。

松明(MATSUAKARI)棟

「松明棟」は、鶴ヶ岡地区内の伝統的な火祭り、”上げ松”の会場を間近に見ることができる1棟貸しの客室棟です。
屋根は、地域内でも珍しい杉皮葺となっており、その佇まいには他とは違う風格を感じることができます。

水音棟

「水音棟」は名前の通り、水が豊富な鶴ヶ岡の中でも、複数の滝がある谷奥の集落に位置します。建物の中からかやぶきの内側を見ることもできます。