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函館港町 - 北海道函館市

異国文化と融合する北の港町 函館

室町の時代から漁村として暮らしが営まれていた函館は、江戸時代、鎖国の終わりと共に国内で最も早く開港された港の一つです。
1859年、横浜や長崎と共に国際貿易港として開かれ海外文化の玄関口として栄えた函館の町には、西洋様式の教会や諸国の領事館、和洋が入り交ざった独特な様式の家々が建ち並び、今日でも函館でしか見ることのできない景観を楽しむことができます。

今回この地にオープンした「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」は、貿易業や北洋漁業により形作られた函館の町にとって不可欠な赤レンガ倉庫エリアの一角にあり、NIPPONIA事業の中では初めてレンガ倉庫を改修した施設になります。

開港後、明治に入り海運隆盛の動きに比例して預かり貨物量が増大すると一時期は倉庫が足りなくなることもあったというほどだった函館の倉庫群。けれど昭和後期に入ると徐々にその賑わいが失われ、倉庫の必要性も少なくなっていきました。
本事業で改修した「NIPPOINA HOTEL 函館 港町」は使われなくなっていたレンガ倉庫一棟を宿泊施設として再生したものになります。

今後も函館の町中に点在する歴史的な建物を活用し、函館の特徴を活かした面的な町づくりを進めていきます。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

レンガ倉庫の再生

倉庫としての外観や雰囲気を保ちながら現在の基準に合わせた耐震補強を行うため、できる限り現状を変えずに工夫して改修工事を行いました。
滞在中もレンガ倉庫に滞在していることを感じられるよう、倉庫を支える柱が客室内を貫通していたり、浴室からレンガの壁が見えたりと、他ではなかなか体験できない空間になっています。

 

本地域に関連する施設などのご紹介

NIPPONIA HOTEL  函館 港町
施設の詳細は上記webサイトからご覧いただけます。ご予約も同サイトより行えます。
観光地としても人気の高いベイエリア内にあり、部屋の目の前には赤レンガ倉庫群と運河が広がり往時の風景を感じながらご滞在いただけます。旧市街の町並みが残る元町にも近い立地のため、異国情緒感じる滞在を楽しめます。

NIPPONIAが実現したこと

  • 地元事業者である株式会社魚長食品との連携
  • 北海道初となるNIPPONIA

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

NIPPONIA HOTEL 函館 港町

元々は海産物倉庫として使われていたレンガ倉庫をダイニングと全9室の客室を持つ宿泊施設として再生しました。客室ごとに異なるイメージカラーで空間づくりがされており、また各所にレンガ倉庫を感じる要素が散りばめられています。

天然の良港として知られる函館の海の幸を使った朝夕食もお楽しみいただけます。