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城下町 - 兵庫県丹波篠山市

NIPPONIA事業のフラッグシップモデル 篠山城下町

2015年10月、NIPPONIA事業の第一号として誕生したのが「篠山城下町ホテルNIPPONIA」です。
それまで一般社団法人ノオトとして取り組んできた歴史的建築物の活用事業の集大成として位置づけられます。

京文化の影響を色濃く受ける丹波篠山の城下町は、400年前に形成された町の構造が現在でも残っており、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定される武家屋敷群、河原町商家群は、城下町の中でも特に昔ながらの町並みが残るエリアとなっています。
そんな町中に残っていた古民家を、趣をそのままに改修し、当時国内でも珍しかった町中に客室が点在する「分散型ホテル」として再生しました。
4棟10室から始まった「篠山城下町ホテルNIPPONIA」は、2023年現在8棟20室まで拡大しました。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

分散型ホテルの実現

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」の事業構想を進めていた当時、旅館業法上フロント機能のない単独の客室棟の運営は認められていませんでした。そのため、県の国家戦略特区の制度を利用してその壁をクリアし、実現させました。
この実績がその後の旅館業法改正にも一部寄与しました。

民間からの資金調達による事業の実現

本事業では、補助金を使わずに100%民間から資金調達を行いました。
資金調達を行った2014年当時は古民家の活用事業が一般的ではなく、また築年数が古い古民家は担保の対象とならないため融資がおりづらい状況でしたが、それまでの実績(丸山、竹田、豊岡、養父)と事業計画、社会的意義をベースに金融機関への説明を行い、資金調達を達成しました。

複数の事業スキームを組み合わせたモデルの実現

篠山城下町でのプロジェクトは、一般社団法人ノオト設立以前より取り組んでいた店舗の開発に始まり、その後2015年に宿泊施設として「篠山城下町ホテルNIPPONIA」を開業、客室棟の増室、店舗、オフィスなど、段階的に開発を進めています。
地域に開発主体を置くことで、地域の状況を見ながら開発する機能や棟数などの条件に合わせて最適な事業スキームを柔軟に組み立てることができ、面的で継続的な開発を可能にしています。

本地域に関連する施設などのご紹介

篠山城下町ホテルNIPPONIA
施設の詳細は上記webサイトからご覧いただけます。ご予約も同サイトより行えます。
篠山城下町ホテルNIPPONIAの運営は、朝来市で手掛けた「竹田城城下町ホテルEN」より連携している、バリューマネジメント株式会社が担っています。
客室棟の名前は、旧篠山藩の第五代藩主である青山忠良公にご縁のある菊の名前が由来となっています。

NIPPONIAが実現したこと

  • 分散型ホテルの実現
  • 暮らすように泊まるビジョンの具体化
  • プロジェクトファイナンスによる資金調達
  • 段階的な開発の実現
  • 地域地主の実現

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

ONAE棟

フロント機能を備えるONAE棟は、城下町の西の玄関口である西町にあり、代々銀行の頭取を務めていたという地域の名士、樋口家の自邸を改修した建物です。
お泊りのお客様はまずここでチェックインを行い、宿泊する客室棟へと移動します。
フロントの他、ダイニングと客室5室があり、ランチは宿泊以外の方でもご利用いただけます。

SAWASIRO棟

ONAE棟から200mほど離れた場所にあるSAWASIRO棟は、町家型の客室棟です。
道路に面したスペースが店舗になっており、現在はコーヒーショップが入っています。
通り土間に沿って3室の客室が奥に向かって並ぶ造りになっています。

NOZI棟

「篠山城下町ホテルNIPPONIA」の客室棟の中では最も古く、江戸時代後期の建物だと言われています。
河原町商家群の中でも一番東側に位置するため、ONAE棟まで散策すれば、城下町全体を漏れなく楽しむことができます。

SYOUZI-AN

2016年に加わったこちらの客室棟は、城下町の中でも中心地に位置する建物の2階にあります。1階部分はギャラリーとカフェ&バーになっており、隠れ家のような雰囲気を楽しめます。

YOMENA棟

2018年に追加されたYOMENA棟は1棟貸しタイプの客室棟で、少し大人数の家族や友達グループで心置きなく過ごすことができるタイプの客室です。
時々屋根の上で地域の猫が日向ぼっこをしていることがあります。

NOKON棟

ペットと一緒に泊まることができる、ミニドッグラン付きの客室棟です。
篠山城のお堀沿いに位置し、季節ごとのお城の様子を楽しむことができます。正面玄関の脇には、かつてこの家に嫁入りしてくる際に植えたという桐の木があり、建物と一緒に歴史を感じさせてくれます。

YAMAZINO棟

2020年に加わった河原町の客室棟です。
町家の建物で、奥に長い構造が2棟続きになっています。道路に面する部分は店舗として使われていた頃の名残を感じられます。

KAWARANO棟

YAMAZINO棟と同じタイミングで加わった客室棟です。
こちらも町家の造りで奥に長く、3室が連なる構造となっています。道路に面した共有スペースは、河原町で開催されるアートイベント時には作品の展示場所として開放されます。

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