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奈良県田原本町に「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」がオープンしました。

奈良県で2か所目となるNIPPONIA施設「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」が2020年8月29日(土)にオープン致します。オープンに先駆けて、8月26日(水)にはコロナ対策のため関係者のみ参加のもとオープニングセレモニーを開催致しました。

現役の醤油蔵に滞在できる「NIOPPNIA 田原本 マルト醤油」は母屋と蔵が並ぶ敷地の中に7室の客室を持つ宿泊施設になります。奈良の都を支えてきた農村としての奈良に浸れる空間です。

本施設はNIPPONIAの取組みの中で初めての醤油醸造蔵を再生した施設となります。
建物の活用と一緒に、施設の中では70年前に一度途絶えてしまったマルト醤油の醸造も再開しました。田原本産の原材料と天然醸造製法にこだわって造るマルト醤油は2022年に販売開始予定です。

 

 

オープンについてのプレスリリースよりマルト醤油18代目当主・木村 浩幸氏のメッセージを引用します。
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“近くに居ると気付けない大切なもの”
このお宿に泊まっていただく体験を通して、当時作業をしていた蔵人が寝泊まりしていた場所であったり、地域の食材を使った食事を召し上がっていただけたりと、当時の醤油蔵の生活や地域の魅力をまるごと感じていただけるようになっています。

ここ田原本は“日本のはじまり”と言える地域で、日本人が自然に対する敬意・畏怖を抱きながら、2000年間、この大和の原風景を守り継いできました。私達はそこに神の存在を感じ、食の大切さを学んで、ここまで歩んできました。醤油の醸造もまた、発酵する光景に「神を見る」と言い、私もそれを感じながらつくっています。
現代に生きる私達が感じることが出来なくなっている感覚が、古代にはあったのかもしれません。

私にとっては70年ぶりの醤油蔵元復活が、地域の大切なものに触れるきっかけになりました。

今一度、私たち日本人の原点を共に垣間見ませんか?
家族・夫婦・恋人・親友・自分自身に対し忘れかけていた大切なものを与えてくれると思います。
皆さまと共に大切なものを醸していける事を心より楽しみにしております。
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マルト醤油18代目当主の木村浩幸氏。

施設の詳細、施設ご予約方法はこちらからご確認いただけます。