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甲佐町 - 熊本県上益城郡

豊かな水資源と共に暮らす 甲佐

熊本市内から車で約30分、清流・緑川沿いにのどかな田園風景がひろがる甲佐町ですが、かつてその場所は大雨が降るたびに洪水が起きる氾濫原でした。そんな土地を豊かな農地と人が暮らす町へと変えたのは、初代肥後熊本藩藩主である加藤清正。土木の名手としても知られた清正によって行われた治水・利水事業のおかげで甲佐の開発は進み、水と共に暮らす町が形成されていったのです。

そんな土地の歴史を尊重して「NIPPONIA 甲佐 疏水の郷(そすいのさと)」と名付けられた宿泊施設は、甲佐町の商店街の入り口、町を流れる疏水の脇に建つ元煙草屋・質屋だった建物を改修したものです。
施設の運営は地元の30代が中心となって新会社を設立し担当、宿泊施設運営の他にも甲佐町を盛り上げる様々な活動に取り組んでいます。

NIPPONIAの役割

  • 地域計画
  • 事業計画
  • 開発マネジメント
  • 資金調達支援
  • 事業者誘致
  • 建設計画・設計
  • マーケティング・PR
  • 運営支援

このプロジェクトのポイント

地域の若手世代でまちづくり事業者を設立

甲佐では、甲佐地域の持続可能なまちづくりを目的に地元出身の30代メンバーが集まって立ち上げた一般社団法人パレットが教育や観光など様々な分野で活動に取り組んでいます。本NIPPONIA事業はそんな彼らと一緒に設立した㈱Drawingが行っています。

甲佐町の歴史的資源を活用した地域づくりを目指す6者による連携協定

甲佐町では、地域の古民家等の活用を通じて観光需要を創出し、豊かな「食」及び「自然」を活用した交流を推進し、地域資源を活用した所得または雇用の増大に向けた取組を行い地域活性化を実現することを目的に甲佐町まちづくり協議会を平成30年6月に設立しました。
翌7月には甲佐町、肥後銀行、谷田病院、一般社団法人パレット、甲佐町商工会、株式会社NOTEの6団体による地域の活性化及び地方創生を推進する連携協定を締結しています。

「KOSA PASS with NIPPONIA」で地域回遊の仕掛けづくり

「NIPPONIA 甲佐 疏水の郷」では宿泊者の方に甲佐町商店街の連携店舗で見せればお店からおまけがもらえる特別なパスをお渡ししています。商店街の入り口にある当施設の特徴を生かし、地域回遊を楽しんでもらうきっかけ作りを目的としています。
パスは、岐阜県美濃市の「NIPPONIA 美濃 商家町」に併設されている和紙専門店「Washi-nary」に特別に制作を依頼し、美濃和紙を使い活版印刷で1枚1枚丁寧に制作しています

 

本地域に関連する施設などのご紹介

NIPPONIA  甲佐 疏水の郷
ご予約は上記webサイトから行っていただけます。「地域とゆるやかにつながる縁側」をコンセプトに宿泊されたお客様と地域を結ぶきっかけを作る宿を目指します。
※現在公式サイトを準備中です。

common IDOE
一般社団法人パレットが運営する甲佐町のグランピング施設です。甲佐の町中から車で10分ほど緑川の上流に向かうと川沿いに見えてくる白いテントが目印です。敷地内にはカフェや本屋などのショップもありドライブ途中の休憩にも使えます。

旧西村邸
もともと「西村民俗資料館」として甲佐町の昔の暮らしを伝える役割を担っていた築140年の古民家「旧西村邸」。熊本地震の被害を受け一時は取り壊しの話も出ていましたが、甲佐町が主導し、町内外の方々が参画した「こうさてんプロジェクト」にて改修。
現在は「宿屋 kugurido」とイタリアンレストラン「trattoria San Vito」として生まれ変わっています。

NIPPONIAが実現したこと

  • 熊本県初のNIPPONIA
  • 地域運営
  • クリエイティブ人材の移住
  • 地域の商店街との連携
  • 地域医療との連携

Photo Gallery

このエリアの個別プロジェクト

NIPPONIA 甲佐 疏水の郷

甲佐町を南北に貫流する緑川の支流である大井手川沿い、商店街の入り口に立つ築130年を超える古民家を3室のホテルとして再生しました。眼下に川を望める縁側スペースは、滞在者と町の住人がゆるやかな交流が生まれるように地域の方も利用できるスペースとしています。
同じ建物内にパン屋もあり、焼き立てのパンを購入することもできます。自転車の貸し出しも行っているのでKOSA PASSを片手にのんびりと町をサイクリングするのもお勧めです。