祝・「NIPPONIA美濃商家町」OPEN!レセプションを開催しました!

2019年7月5日(金)、岐阜県美濃市に「NIPPONIA美濃商家町」がオープン致しました!
NIPPONIAとして10件目、中日本では初のNIPPONIA施設となります。
オープンに先駆けて、7月3日(水)にレセプションを開催しました。

今回は「NIPPONIA美濃商家町」のある美濃のご紹介と、レセプションの様子をお伝えします!

◆当日の様子はこちらのムービーでもお楽しみいただけます。熱量と感動が伝わる素晴らしい作品に仕上がっております…!

NIPPONIA美濃商家町_Opening Reception from ToyokazuFujita on Vimeo.

 

さて、今回「NIPPONIA」がオープンした美濃ですが、皆さんどのような地域かご存知でしょうか?
「名前だけは」という方も多いかと思いますので、簡単に美濃についてご紹介します!

美濃市が位置するのは岐阜県のちょうど真ん中あたり。市を横断するように流れる板取川(いたどりがわ)と、市の東部を流れる長良川(ながらがわ)。二つの清流に恵まれ、山に囲まれた静謐な雰囲気の地域です。
そして美濃と言えば、国の重要無形文化財にも指定されている「本美濃紙」、つまり美濃和紙の産地でもあります。板取川沿いに数多く点在した和紙の生産地・紙郷(かみごう)と、美濃和紙の商人たちで栄えた商家町。和紙の作り手と売り手が集い、和紙を中心に形成された地域。それが、美濃なのです。

うだつの上がる町並みとしても有名な美濃の商家町。町自体が誇りを持っているように感じられるこの地区は、「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。

そんな美濃和紙の商人の中でも力を持っていたと言われるのが、原料問屋を営んでいた松久才治郎氏。この度OPENした「NIPPONIA美濃商家町」は、その才治郎氏の別邸と、4棟の蔵を改修した施設です。
また、「NIPPONIA美濃商家町」は、美濃和紙の職人さんにも多く関わっていただき、NIPPONIAの中では初めて、伝統文化の職人さんたちと一緒に作り上げた場所でもあります。

奥行25mもあるこの建物は、かつて和紙の原料倉庫でした。当時どれほどの和紙を扱っていたのか、すぐに想像が追いつきません…。

そんな和紙の町・美濃で「NIPPONIA美濃商家町」のレセプションが開催されました!
これより、当日の様子をお伝えいたします。

少々天候が心配でしたが、予定通り美濃市市長の開会挨拶より無事にレセプションがスタート。メディアの方にも多く来ていただきました。

「NIPPONIA美濃商家町」の運営を担う「みのまちや株式会社」代表・辻氏の挨拶。美濃への思いが伝わる、本当に心がこもった、素晴らしいスピーチでした。

今回設計を担当していただいた設計士の中島さん(右)。建物への敬意を忘れない設計士さん、工務店の皆さまがいなければ、ここまで来られませんでした。

レセプション後は「NIPPONIA美濃商家町」の完成を祝って餅まき!これを目的にやってきた方もいるのだとか。

餅まきの裏側。まく方も全力です。お餅は地元の和菓子屋さんに作っていただきました。

レセプションの最中、水墨画家であるジビさんにライブペインティングしていただきました!完成後の写真がこちら。

和紙職人の滝澤さん(左)と千田さん(右)。「NIPPONIA美濃商家町」には、客室ごとにインスピレーションを得て作られた職人さんたちの和紙の作品が飾られています。

実際に「NIPPONIA美濃商家町」で提供する朝食です。実はランチョンマットも和紙素材の布だったり、と随所にこだわりが。

当日は、関係者の方々やメディア関係の方以外に、美濃にお住いの地元の方にも多く来ていただきました。建物を隅々まで楽しそうに見て回る地元のお母さんたち、感心している若いご夫婦、広い敷地ではしゃぐ子どもたち。年齢に関係なく、これまで空き家だった地域の建物がどんな風に変わったのか、皆さん興味津々、というご様子でした。
レセプション当日の朝までバタバタと大変でしたが、「NIPPONIA美濃商家町」を美濃の皆さんにあたたかく迎えていただけたのが、何より嬉しいことでした。

美濃和紙の原料問屋だった「旧松久才治郎邸」は、6室の客室がある宿泊施設と、和紙の専門店として生まれ変わり、これからは美濃和紙の文化を発信する場所として、未来へと時を刻み始めます。
地域の持つ新しい可能性を美濃に見つけられた、そんなレセプションでした。

美濃和紙とうだつの町並みへ。是非一度、遊びにお越しください!

ご予約はこちらから承っております!
■NIPPONIA 美濃 商家町 ご予約ページ
https://stay.nipponia.or.jp/areas/mino/

「NIPPONIA美濃商家町」でお会いできるのを楽しみにしています!

小栗 瑞紀

生まれも育ちも神奈川県横浜市。就職を機に篠山へ移住し、人生初の田舎暮らしを満喫中。株式会社NOTEに勤務。古民家が好き。